赤ちゃんの人見知りとその時期
ママやパパ以外の人に抱っこされたり、話をされたりすると泣いてしまったり、落ち着かなくなったりする状態のことで、一般的に生後6カ月ごろ~2歳までの間にみられるようです。7~9カ月ごろがピークと言われています。泣く以外にも、緊張や不安な表情をしたり、目を合わせなかったりするのも人見知りといえるでしょう。
人見知りの原因
人見知りは、脳が発達することによって、パパやママとそれ以外の人の区別ができるようになったことで現れるものだと考えられています。安心安全な人であるパパやママ以外の人に会うと、怖くなってしまうのです。しかし、怖い気持ちと反して他人に興味を持ち始める時期であるともいえます。
人見知りをしない赤ちゃん
人見知りをしない赤ちゃんはあまりいません。しかし、普段からママやパパ以外の多くの人に会うことが多い赤ちゃんの場合には、人見知りというようなものはあまり感じられないかもしれません。つまり、赤ちゃんの生育環境によってそのあらわれ方は大きく異なるのです。
人見知りの対応
知らない人
人見知りは、多くの場合年齢とともになくなっていきます。しかし、人見知り真っただ中のお父さんお母さんは大変ですよね。そんなときは、次のことを意識してみましょう。
- 慣れるまではお父さんかお母さんが抱っこして安心させてあげましょう。
- 他の人とお父さんやお母さんが仲良くして、安全な存在であることを教えてあげましょう。
- 他の人が、かわいいねーなどと言ってじっと赤ちゃんを見てくると、赤ちゃんにとってもプレッシャーです。あまり赤ちゃんに注目が向かないようにしてあげましょう。
- 少しずつ人がいるところに行き、慣れさせてあげましょう。
おじいちゃんおばあちゃん
おじいちゃんおばあちゃんなど、時々会うような人の場合は、写真などを使って、「これがじいじ、これがばあばだよ。」というように慣れさせてあげるのもいいかもしれません。
お父さん
お父さんが仕事などで育児に関わることが少ないと、お父さんに対しても人見知りをすることがあります。そうすると、お母さんは大変です。そのような場合にも、写真や動画でお父さんを見せてあげたり、ビデオ通話などで話をする機会を設けたりするとよいでしょう。